吉富駅前 アートプロジェクト
福岡県で一番小さな町・吉富町の吉富駅前に、たくさんのアートを描かせていただきましたので、ひとつひとつ紹介していきます。
吉富町は、「女子集客のまち」というコンセプトでまちづくりをしています。
小さな駅前ですが、スタートアップを支援するコンテナ店舗(チャレンジショップ)があり、月に1度「ガールdeマルシェ」というイベントが開催され、近隣都市のベッドタウンとして住みやすく、アクセスもしやすく、子育て世代のファミリーもたくさん住んでいる活気のあるまちです。
立体物の遊びとアートが加わって、駅前がぐんと楽しそうな感じになりました。「遊び場」としても機能する賑やかな駅前になっていくことを願っています。
親子ちょうちょアート
「親子で一緒に」かわいく撮れるアートは、子どもがよく訪れる吉富駅にぴったりかな?!と思い、コンテナ店舗の扉に描かせていただきました。ちょうちょのモデルは、カラスアゲハ、モンキチョウ、ルリシジミです。
触覚がちょうど頭から生えたようになるのがカワイイのです^^
カフェアート
ちょうちょを描いたコンテナ店舗のお隣のお店にも、ヒトと一緒に撮れる絵を描かせていただきました。
チャレンジショップのお店や、マルシェの時に出店されているお店で美味しいものを買ったら、ここで写真を撮って楽しんでいただけると嬉しいです。
ウッドデッキのけんけんぱアート
吉富駅前チャレンジショップのウッドデッキに、各お店まで「けんけんぱ」で行けるペイントを描きました。
3店舗あるコンテナショップの、今まで誘導が難しかった奥の方の店舗にもさりげなく到達できます。
施工した当日から、さっそく「けんけんぱ」で遊んでくれる子どもたち。
リースのようなデザインの輪っかは、吉富町が神事の「神相撲」で有名なことから、お相撲の土俵をイメージしています。一番大きな輪っかは、小さい子がお相撲をとれるかも?!
そして、時々混ざっている「ひょうたん型」の輪っかは、吉富町自体がひょうたんの形をしていることから、そのカタチをモチーフにした隠れキャラで、密かなこだわりです。
撮リックアート&サイン
見る方向によって立体的に見える橋のアートとサインです。
こういうちょっとしたトリックアートすら描いたのは初めてで、コンクリートに絵を描いたのも初めて。パース感を駆使して、photoshopで何回も下絵をシミュレーションし、現場でも何回も確かめながら描きました。
大変でしたが、トリックアートの原理がわかって楽しかったです。
こちらは新設した駅前トイレのアクセスがわかりにくいことから、トイレのサインをアーティスティックに描いて欲しいという町の強い要望によりトイレサインを描いています。
駅前で数日かけて黙々と何かを描いていた私たちを、町の人たちは快く受け入れてくれました。
貴重な機会をありがとうございました!